2006年03月13日

Lagrima 1

Enoichian」さまの「Lagrima」をプレイしました。
おまけディスクがほしいがために予約通販にてゲット☆
振込先が変更されたり、値段が変更されたりと結構ドタバタしておりましたが、
無事届いてよかったです。
実は花帰葬PLUS+DISCと同じに日に届いたのですが、PLUS+DISCをプレイしたり、
Fateをプレイしたり、気になっていたフリーゲームをプレイしたりと
何かと後回しにしてしまい……。
ようやく手をつけることができましたよ♪

ゲーム分類はヴィジュアルサウンドノベル。
サウンドノベルとありますが、実際画面はノベル形式ではなくアドベンチャー形式になっています。
ボーイズゲームで全年齢対象です。



舞台は精霊によって守護されている島。
百年に一度行われる「ミゼレーレの儀」のため、レイソンの巫女が精霊の宿る「聖譚樹」へ旅立つというもの。
九代目レイソンの巫女であるキリエ。
護衛として共に旅立つカノン。
キリエを攫おうとする諸侯に与するレイキエムと盗賊クレド。
「聖譚樹」の樹海で人を襲うというラクリモーサの魔女。
主人公はキリエで、攻略対象はカノン、レイキエム、クレド、魔女の四人となります。

ストーリーは分類するなら、幻想的で神秘的で切な系。
初回プレイ時は必ず同じエンディングにたどり着きます。
しかし、この初回エンディングがかなり王道でして。
ゲーム開始後しばらくして想像するエンディングに、そのまま何の捻りもなく突き進んでいくものですから、あまりの王道さに呆れてしまったほどです。
当然面白いという印象は受けませんでしたし、買って損したかなと思っていました。
しかし二周目三周目と繰り返すにつれて、徐々に明らかになる世界の真実。
はっきり言って、この作品の良さは二周目以降にあります。
エンディングは全部で各キャラ三種類の合計十二種類。
しかし、そのうち大部分の決着のつけ方がほとんど同じなのが気になるところ。
各キャラとのエピソードはともかく、島の命運に関して大部分のエンディングは全く同じです。
ゆえに繰り返すにつれて、飽きてくるのは否めません。
個人的には五周目くらいが飽きるか飽きないかと境目ではないかと。

古に起きた人間の過ち。
それに伴う代償と求められたもの。
美しき精霊たちの祈りの声。
徐々に明らかになるキリエと周囲の人々の関係。
ストーリーにあまり驚くような内容はなかったのですが、各キャラの関係には驚きました。
全員がキリエと何らかの因縁があるだけでなく、キャラ同士でも関係のある者たちがいるのですね。
また、正規エンディングの対象は完全に勘違いしておりましたヨ。
まさかレイキエムがトゥルーエンディングにくるとは。
てっきりカノンだと思っていたのですが、いやはや、ぱっと見だけでは分からないものです。
しかし、トゥルーならトゥルーでエンディングリストの別格位置に置いて欲しいのですが。


ビジュアル的にはとても整った作品です。
淡い色使いのイラストは神秘的な作品の世界観に合っていますし、コンフィグ画面も綺麗に整えられています。
メッセージウィンドウのデザインやセーブロード画面もゲームの世界を壊さないものに。
ムービーで舞い散る花びらがとても美しく、穏やかで華やかな世界が表現されていました。
ただ、気になったのが各所に挿入されるスチル。
イベントシーンを盛り上げるはずのスチルがどれもイマイチ。
イラストとしては綺麗なのですけど、スチルとしてはその効果を発揮していないように思います。
少なくとも、構図と背景に力を入れるのは必須なのではないでしょうか。
どれも同じような構図で、背景もないものが多く、力不足というよりは手を抜いたように感じました。
これはパッケージにも言えることですね。
ケースのイラストは綺麗なのですけど、中のマニュアルがペラペラのコピー用紙のような紙で……。
当初の予定では業者発注だったものが、手作りに変更されたとありましたが、発売日が遅れてもよいので手は抜いて欲しくありませんでした。
立ち絵が綺麗なだけに余計に目立って、ゲーム全体のビジュアルの評価を落としていると思います。

システムは快適です。
スキップあり、未読既読判定あり、エンディングリストあり、セーブロードは画面のキャプチャありと一般的に必須と言われるシステムは揃っています。
ただ他のレビューサイトさまを見る限りでは、ムービー回想の要望が多いようですね。
個人的にはムービーにそこまで思い入れはないので、このままでも十分だと思いますが。
エンドレス再生したいときはムービーのみをダウンロードしてきますし。
通常画面からシステム画面へのリンクもアイコンのようなもので表示されていて、ビジュアルの邪魔になっていません。
ビジュアルが凝っているのに、システムがいかにもな感じで表示されると、雰囲気が壊れてしまいますしね。
ただ、アイコンがかなり小さいので目の悪い方には見づらいかもしれません。
と言ってもクリックに困るような大きさではないので、大体の方には問題ないかと。

音楽は神秘的且つ幻想的なものが用いられています。
Lagrimaの世界は音楽によって何倍にも盛り上げられていますね。
最後の方のイベントは音楽があるかないかで、感情移入度がかなり変わってくるかと。
個人的には主題歌はあまり好みではありませんが、途中の挿入歌は好きです。

全体的なイメージとしては、誰もが持つと思いますが「花帰葬」。
ストーリーといい、グラフィックといい、音楽といい、あらゆるところで花帰葬的な雰囲気が見えます。
もしかしたら、実際に参考にされたのかもしれません。
かと言って、花帰葬のパクリ作品というわけではなく。
LagrimaはLagrimaで独自の世界観、キャラクターの個性、ストーリー、奥深さがあり、同じものや真似という印象は受けません。
どこかに分類するなら、花帰葬と同じところに分類されるだろうというだけです。
ただ全体の完成度はあまり高くなく、急いで作り上げられただろう印象を持ちました。
制作期間がどれだけのものか正確には知りませんが、あと一年作りこんでもらえれば、完成度の高い素晴らしい作品になったと思います。
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posted by 柊みのる at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | その他(同人) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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